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松本 和紀 院長

KAZUNORI MATSUMOTO

最大限の可能性を求めて
コツコツと治療にあたっていく

東京慈恵会医科大学へ入学。その後大学病院で20年ほど働いて得た知識と経験を、もっと身近な一般の人に還元しようと思い1999年に開業、2012年に当地に移転リニューアルしました。

松本 和紀 院長

松本 和紀 院長

松本レディースクリニック

豊島区/東池袋/池袋駅

  • ●婦人科
  • ●内科

父の言葉が決め手となり

松本 和紀 院長

父が産婦人科の医師でした。毎日忙しく働いており、子どものころに父と遊んだ記憶はほとんどありません。私が17歳の時、父は3日連続で夜中の出産、4日目には夜中の帝王切開の手術を行った後、脳卒中で亡くなりました。父が亡くなる間際に「東京慈恵会医科大学に受かったら俺の墓前に報告に来い」と言い残して、昏睡となったのです。
私は昼夜働く父の姿を見て、「家族が大変だ」と思い、医師にはならないと決めていました。が、高校生になり産婦人科医の意義について考えた時、生命の誕生に関わる崇高な仕事だと感じました。そこに父の言葉が決め手となり、東京慈恵会医科大学へ入学、産婦人科の医師としての道を進むことになったのです。もちろん、父の墓前には報告に行きました。

不妊治療は女性だけの問題ではないという意識が、徐々に高まっている

松本 和紀 院長

当クリニックは、不妊治療を専門としています。大学病院で20年ほど働いて得た知識と経験を、もっと身近な一般の人に還元しようと思い1999年に開業、2012年に当地に移転リニューアルしました。開業にあたっては、たくさんの人が立ち寄りやすいようにと考えていましたので、JR線はじめ、西武池袋線、東武東上線、東京メトロ有楽町線や丸の内線、副都心線が乗り入れるターミナル駅である「池袋駅」徒歩6分ほどの当地は理想的でした。医師の数も増やし、現在は非常勤も含め11人態勢で診察にあたっています。
また、お仕事と並行しながら来院しやすいように、平日・土曜日の朝8時30分より診察を行っています。平日は女性お一人のケースが多いですが、土曜日はご夫婦で来院される方が多いです。不妊治療は女性だけの問題ではないという意識が、徐々に高まっているように感じます。

患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療を提案

松本 和紀 院長

診察内容は不妊治療専門です。妊娠しにくい人を対象に、その原因を探り、妊娠に向けてのアドバイスや治療を行っています。患者さんは妊娠しないことに関して焦りや不安、辛さを感じていることが多く、それが精神的なストレスとなっていることが少なくありません。まずは患者さんの心の中にある悩みに寄り添い、気持ちをよく聞いてあげ、リラックスさせてあげることが大切です。これが治療の入り口です。
具体的な不妊治療には、ホルモン療法や漢方療法、タイミング指導のほか、人工授精、体外受精などがあります。それぞれについて患者さんに十分に説明し、また患者さんの状態や生活背景、希望などを考慮して、患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療を提案しています。
不妊は女性だけの問題ではありません。それだけに男性にも、もっと積極的に不妊治療に参加していただきたいですね。私たち産婦人科の医師も言っているのですが、もっと男性の産休・育休が社会的に当たり前になれば、男性の不妊治療も一般的になるのではないでしょうか。なお当クリニックでは、看護スタッフも体外受精コーディネーター、または不妊コーディネーターの資格を持っています。不妊は先が見えないだけに不安も大きくなりがちですので、医師に加え、看護スタッフも患者さんを全力でサポートします。私たちは、患者さんの笑顔を見るのが喜びです。それは、子どもを授かったときの笑顔はもちろんですが、妊娠しなくても治療をやり切ったという満足感のような笑顔もうれしいものです。

「女性不妊」は約50%、一方男性に原因がる場合が約40%

不妊症とは、「生殖年齢に達したカップルが結婚後に正常な性生活を送り、避妊をしていないのに1年を経過しても妊娠していない」状態をいいます。健康な男女が結婚して通常の性生活を送ると、結婚後1年以内には約80%、2年以内には約90%が妊娠します。残りの10%のカップルが赤ちゃんのできない不妊症に悩んでいると思われます。
赤ちゃんができないというと、以前は女性に原因があると思われがちでしたが、主に女性に原因がある「女性不妊」は約50%、一方男性に原因がる場合が約40%といわれています。当クリニックでは、不妊症の治療に入る前に、何が妊娠の妨げになっているかを探る検査を行っています。不妊症の原因が推定できれば、その後の治療方針にも生かされます。検査はさまざまな方法があります。不妊症の検査は治療の第一歩ですので、お気軽にご相談ください。

これから受診される患者さんへ

「明るく頑張りましょう!」と言いたいですね。妊娠しないで悩んでいる患者さんは、不安や焦り、あるいは挫折感に苦しんでいるケースが多いです。また、不妊治療というとどんなことをするのかよく分からずに、不安感を募らせる患者さんも少なくありません。そんな患者さんには、知識を得て、とにかく前向きな気持ちを持っていただきたいと思っています。私たち医師や看護スタッフは、地道にではありますがスタンダードな方法をもとに、最大限の可能性を求めてコツコツと治療にあたっていきます。ただし最大限の可能性は約30%~40%、そのことを冷静に受け止めつつ、治療に注力していただきたいですね。

※上記記事は2016.7に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

松本 和紀 院長 MEMO

  • 出身地:埼玉県
  • 趣味・特技:下手なゴルフと下手な歌唱
  • 好きな本・作家:芥川龍之介
  • 好きな映画:セッション
  • 好きな言葉・座右の銘:少年老いやすく学成り難し
  • 好きな音楽・アーティスト:モーツァルト、ビートルズ
  • 好きな場所・観光地:インターラーケン

グラフで見る『松本 和紀 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION